ユーロ鉄道&自転車&山旅

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大学の3 回生の夏休みに、ユーロの旅をした。 鉄道と自転車と山の旅である。トーマス・クックを見て、ユーレール・パスを利用した。出発当日は、祖母が滋賀県の病院に入院したので、見舞いに来るようにとの知らせがあった。 JR京都駅に、荷物を預けて病院に行くと、祖母はもう退院したそうにしていた。 ユーロに行って来ると言って、祖母と別れたが、飛行機の搭乗手続きはギリギリ間に合った。 飛行機の旅券は旅行会社に任せたら、大韓航空に決まった。

大阪の伊丹空港から、出発した。 途中、韓国のソウルとアラスカのアンカレジでトランジットして、フランスのパリのドゴール空港に、朝に到着した。 機内では、ほぼ最後尾の席で、女の子が窓際に座っていた。 大韓航空の食事は、肉か魚かと聞かれたが、美味しい方だった。 ステュワーデスはみんな、聖子ちゃんカットをしている様だった。 パリのドゴール空港から、輪行のアメリカ産マングースのマウンテンバイクを組み立て、パリ市内をめざしてひた走る。 高速道路を自転車で走っていて、白バイの警官2 人にナショナリティと言われて停められた。 ジャパンと言って、高速から出たのをよく覚えている。 セーヌ川を越えて、スーパーマーケットを見つけて買い物をした。

パリの市内では、聖堂院や寺院の建物を観ながら、ユーロ風の小型自動車が多く道に停車していた。まずは、ルーブル美術館から、見学を始めた。 モナリザを観て、2  階でドラクロワの作品を観たのを覚えている。 地下の彫刻とかは、よくわからなかった。 花が咲いている庭園などを観ながら歩いていた。 見上げると、エッフェル塔が大きく観えた。 自転車で、街をクルージングしていると、凱旋門に着いた。 地球の歩き方の本を手に持っていると、アメリカ人とかが、安い宿を聞いてくる。 だいたい、目ぼしい宿は、見つかったが、その宿の一番高級な部屋を勧めてくれる。 自転車を部屋に置くように言われた。 部屋の鍵を全部開けずに引っ張り、壊してしまった。 後で直してもらったが、馬鹿力だと言われた。 夜にパリの街に出ると、観光バスが沢山、街に群がっていた。 パリの夜景は、明るく素晴らしかった。 次の朝、公園を自転車で走っていると、ガードマンに停められた。 パリの夏は暑かったので、半ズボンを履いていると、ボイッシュとか、言われた。 オルセー美術館で、ピカソのゲルニカを観て感動した。

夕方にパリ駅発コペンハーゲン行の夜行列車に乗った。 パリの駅は幾つかあるのだ。 ユーロでは、コンパートメントの席が普通だ。 電車に乗ると、コンパートメントの席に男1 人と女2 人がいた。 丁度、2 カップルで乗車する事となった。 ベルギーのブリュッセルあたりで、パスポートを拝見する人が来た。 ドイツのハンブルクで途中下車して、街をクルージングしていた。 ドイツのスーパーのレジでは、その頃にもうお釣りが自動的に出てくる機械が使われていた。 ハンブルクから、コペンハーゲン行の列車に乗って、船で買い物をしたり、相席の人と話をした。 コペンハーゲンでは、チボリ公園が賑わっていた。 コペンハーゲンの街並みは、オレンジの屋根に統一され家々が美しく観えた。 高層のビルは、あまり見当たらなかった。 ハーバーには、洋風の船が並び魅力的だった。 コペンハーゲンの駅では、自転車を持ってストックフォルム(スウェーデン)行の電車を待っていると、魚の煮物をご馳走になった。 家に来るように言われたが、夜行列車に乗るからと言って断った。

ストックホルム行の列車は、素晴らしい草原や森林地帯を走っていた。 ストックホルムでは、ムンクの「叫び」の絵が貼られていたり、宮殿を観たりした。 ストックホルムから、ヘルシンキ(フィンランド)まで、船で行った 。 ヘルシンキからロヴァニエまで列車で走った。 ロヴァニエから、自転車でキルナ(スウェーデン)まで走る計画は作ってあった。 スーパーで、カリブの肉の燻製の塊を購入して、川の横にテントを張って、カリブの肉を食べていた。20時頃まで、空は明るかった。 スウェーデンの国境を越えた所で、自転車の後部のフォークがタイヤと擦れるようになってしまった。 ジュータン屋の車をヒッチハイクして、輪行にした自転車も乗せてもらい、キルナまで行った。 キルナからナルビックまで列車に乗ったが、華麗な列車だった。 ナルビックは、昔から軍事基地としても有名だ。 ナルビックを徒歩で、散歩していた。 ロフォーテン諸島を船で周り、途中で下船して、丘に登った。 スカンジナヴィア半島を外海沿いに東から西に列車で横断した。トロンヘイムで途中下車したが、夜でよくわからなかった。 ベルゲンの街並みも良かったが、あまり栄ていないそうだった。 ベルゲンからニューキャッスル(イギリス)に船で渡った。 船内で、魚の研究は良いが、貿易は家族に迷惑がかかると言ってる人がいた。九月のモンブランは良いと聞いた。
ニューキャッスルでは、自転車の輪行袋をみて、何をしに、イギリスに来たかと聞かれた。 自転車であることがわかると、通してくれた。 エジンバラまで列車で行った。 散歩していると、飲みに行かないかと誘われた。 エジンバラから、列車と船を乗り継いで、スカイ島に渡った。 スカイ島の眺めは、海も山も素晴らしい景色だった。 スカイ島では、ホームステイのような感じで、泊めてくれた。 ロンドンまで列車で南下した。駅のホームに自転車を置いて、マクドナルドに食べに行った。自転車は荷物置き場に移動されていた。

ロンドンからパリへ列車と船で渡り、TGV に乗って、ジュネーブ(スイス)で降りた。ジュネーブから列車でシャモニー(フランス)まで行った。自転車は、シャモニーの駅に置いて行った。ピッケルとモンブランの地図を購入した。ケーブルで、モンブランの中腹まで行った。テントで泊まった。朝に脚でモンブランを登り始めた。上には、雪があるぞと言う人もいた。宿泊の小屋には、夕方に着いた。高山のため、頭が痛くなった。朝のまだ暗い2 時頃にヘッドライトで登る人が多かった。午前8 時頃に、ジグザグに雪道を登って行った。天気は良かった。ザイルで身体を繋いで登っている人々もいた。頂上の手前は、ヤセ尾根があり、緊張した。頂上には、無事着いた。外人と一緒に写真を撮った。下りは、途中から霧がかかって、しばらく立ち止った。テントを持参していた。霧が晴れると一気に宿泊小屋まで下った。その日も小屋に泊った。日本人に沢山会った。次の日に、麓のシャモニーまで歩いて下った。ワインを飲んでいた。列車が途中で切れていて、タクシーでスイスに入った。夜行列車を乗り間違えながら、なんとか朝にはチューリッヒ駅に着いた。

空港もあった。ソウルまでは、ひたすら寝倒していた。ソウルでは、オリンピックが行われていた。ソウルからの飛行機で、ビールを飲んだ。スチュワーデスが、もう大丈夫ですよと言ってくれた。

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作成者: shunji

学生時代は、ヨット部と山岳部でテニスもやっていた。自転車はマウンテン・バイクが好きだ。仕事は、商社マンからガードマンまで色々である。将来の夢は、ブログで稼いで資産をつくり、TOM's Cafe&BARを建設する事だ。日々、コツコツとブログづくりやカクテルづくりや写真を撮り続けたい。SNSでPochochaのライバーで、歌枠をやっている。普段は、青汁はやらないが糖質オフの野菜ジュースを飲んでる。酒も少々。

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